外人女子プロボクサー、メリッサとの異種格闘技戦でノックアウト負けのNP王者、馬渕美智子
ワアァァァァァーーーーーッ!!!
一万人収容の埼○アリーナホール。その中央には無残にも小さな美少女がトップレス姿で大の字になって倒れていた。
その横にはヨーロッパボクシング女子ヘビー級王者メリッサが片手を上げ、余裕の表情で沢山の観衆の前で大きな声をあげ喜びをあらわにしていた。
駆け寄るトレーナーに抱きつくメリッサ。
気絶した美智子にようやく駆け寄ってくるヌープロ陣営。
会長のネズミ林は腕組し、遠い目で彼女の艶姿をしっかりと見つめていた。
ヌードプロレス界に敵なしとなった小さな王者、馬渕美智子は大人しく控えめな女の子で自らに闘争心を持つタイプではなかった。
いや、だからこそそんな彼女は沢山のファンの心を掴み異端のトップレスラーとして君臨できたのだが・・・
だが、まだ19歳。
色んな世界にミチを出して試したい・・・
ネズミ林のそんな親心もあり、前人未到の異種格闘技戦は晴れて契約となったのだ。
18禁指定の衛星放送とホール規制を使い彼女の裸体をも許可させた一代ムーブメント。
チケットは10分で完売しネットでの転売屋は1枚5万円で売りさばく程の凄さ・・・しかも相手は現役の世界チャンプであり、見た目けなげで
きゃしゃな彼女がどう闘うのか・・・一般の人々をも巻き込んでのイベントとなった。
が、メリッサ側は最初甘く見ていた。
ジョシ・・レスラー?・・・オー、ショーガール・・・ポルノォ?キャハハハ、オーケーオーケー(大笑)!!!
そんな余裕の彼女の顔色が変わったのは美智子のエキシビジョンマッチを見てからである。
技のキレ、むだのないスピーディーな動き、素早く且つ冷静な判断力、そして彼女をもっとも凍りつかせたのは
美智子の必殺技、アニマルキック(ハイキック)で、受けた相手は失神し、メリッサ陣営さえもどよめきはじめる。
何?ミス、ミチーコは本物のレスラーでは・・ないの?
あれは・・・当たればかなり危険では・・・
ザワザワ・・・・
これがいけなかった。
当初のパンチ、キックありのシューティングルールから一転、メリッサ側はパンチだけのボクシングルールを要求して
きたのだ。
今更試合を潰せない・・・
ネズミ林会長はこの要求を飲み、試合のはじまる前にはじめて美智子に明かす。
美智子は少し瞳をパチパチし動揺したがすくにニコっとしネズミ林に言う。
大丈夫です。勝ちます。期待していて下さいね・・・
だがネズミは分かっていた。
レスリングならともかくボクシングだけで世界チャンプに勝てる訳がない。
美智子は彼を心配させまいと気を使ったのだった。
すまん、美智子・・・・・・
彼女には実は父親はいない。母親1人で育てられた彼女にとってネズミはスカウトしてくれた人でもありオーナーでもあり、
そして、そして・・父親のような存在・・だったのだ・・・
沢山の観衆の前、規定るーるの変更が言い渡されると物凄いブーイングが起きたが無常にも時間は戻らない。
カーン!!
5ラウンド、3分制のスペシャルマッチの幕が開けた。
この日の為、美智子はいつもの白いチューブトップ水着ではなく上下揃いのビキニを着用。
白をベースに赤い縁取りが入り、彼女のロゴマークが股間とケツ、胸に黄色で入り、縁取りは赤。
タイのキックボクサーみたいで格好よく、ファンたちは彼女のコスチュームの可愛さに一瞬声を失った。
はじめて見る観客も美智子の可愛さに目をみはる。
ゴツゴツしたスポーシ系ではなく余分な脂肪もついていず顔はアイドル並み、シンプルな癒されるスタイルの良さ・・
メリッサも負けていない。
黒人で筋肉隆々、ふたまわりも美智子より大きい彼女は青地にシルバーと銀色の刺繍がほどこされたボクサーパンツと
ブラをし、右腕の刺繍には水牛のマークが彫られていてクールでカッコいいし世界チャンプとしてのオーラがあった。
ステップを踏み美智子を威圧するメリッサ。ジリジリとお互い近づき、メリッサの必殺フリッカージャブかダダダダ!!と
美智子の顔、腹を襲うが上手くガードし致命傷にはならない。
・・・速い・・・・・
ついていくのがやっと。
あっ、と躊躇する美智子。いつものクセでキックを蹴ろうとして止める。
ルールではボクシングのみ。
審判の軽い注意が入る。
ジャブ、フック、ジャブ、フック、追い詰められた美智子はついにコーナーに追い詰められメリッサのバックハンドブローを
ついに頭にモロに受け、その場に崩れていく。
ぐ・・・・
ワン!ツー!!
しかし審判のカウントを払いのけ立ち上がる美智子。
ウオォォォォォーーーーーーッ!!!!!
ま・・けな・・い。勝つの・・よ・・ぐ
震えていた。
ボクシングの選手とはじめて当たり彼女が知ってしまった事、それは
勝てない・・・
と。
美智子も攻撃する。
かじった程度にはできるジャブやストレートパンチだがハエでもかわすように涼しい顔で美智子の攻撃をギリギリでかわす
メリッサ。
シュッ!シュパッ!!ピシュッ!!
スピードもあるしいいのだが・・いいのだか相手は世界チャンプである。
・・・ワルイネ、ミス、ミチコ・・・ホントウハルールなんてなしで・・マジシアイしたかったよワタシモ・・・
慣れない筋肉を使う動きに次第に美智子にキレがなくなり大量の汗がリング下に滝のようにしたたり落ちる。
はあ・・はぁ・・・しゅ・・しゅ・・
一生懸命やっているけど・・・
観衆の目から見てももう彼女は限界だった。
試合開始約5分、2ラウンド目、パンチに風邪をきるスピードがなくなったのをみはからいメリッサは
疲れで千鳥足、内股になった美智子のボディーに一発、それでも倒れないがらあきの彼女の両頬を狙って素早い
ビンタフックをバチ、バチとかます。
が!!ゴボッ(泣)!!!
たまらず土下座の姿勢で腹をおさえその場にしゃがみこむ美智子。
た、たすけ・・て・・・・美智子・・こ、こわい・・・よう・・・う、ぅぅ(泣)。
生き物の習性として彼女はついに弱者に変貌した。こわいのだ。
元々けなげな子、真面目な優しい女の子なのだ。
気をはり、ヌープロの為、みんなの為、そしてネズミ林の為シッばって臨んだ闘いについに背をむける。
なんとかゆっくり立ち上がり、あまりの恐怖に逃げようとした瞬間、メリッサの伸びのある改心の右ストレートが
彼女の右頬をグサッ!!ととらえた。
ボコオォォーーッ!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・
ゆっくりと旋回して背中から落ちていく美智子。
そして運の悪い事にブラのヒモがほどけ、ヌードプロレス王者馬渕美智子は沢山の観衆の中、美乳を晒して
そのまま大の字になって倒れ、ぶざまな失神KO負けとなった。
股間は開き、際どいTバックビキニに浮き出る美智子の可愛いスジが晒され会場内は騒然となった。
勝ったメリッサは内心、微妙であった。
実は彼女は最後までフロンド陣に掛け合い、シュートボクシングルールでやらせてくれと説得していのだ。
本当の意味で勝負して勝ちたい・・・ミチーコのハイキックを超えて勝ちたかった・・・
ミチーコ、マケテモメリッサハアナタヲ・・・ワスレナイヨ・・・ゴメンナサイ・・・ウウ
だが勝負は勝負。
負けた馬渕美智子はその場で裸にされ、そしてメリッサの前で屈辱の土下座をする。
負けました。すみませんでした。
泣いている美智子を上から見、いたたまれないメリッサ。
観客はヒーットアップしている。
ハ・ダ・カ!! ハ・ダ・カ!!ハ・ダ・カ!!
ハ・ダ・カ!!ハ・ダ・カ!!ド・ゲ・ザ!!
勝者は彼女の顔を上から踏みつけなければいけない。
だがメリッサはせず、手を差し伸べ美智子の泣きベソを見つめ、ぎゅうっと抱きしめる。
・・ミス・ミチーコ、マケタノハメリッサノホウデス。コンドハ・・セーセードードータタカイ・・マショ・・・・ウ・・
カタコトの日本語で耳打ちするメリッサ。
微笑み返す美智子。
至上に残る壮絶、センセーショナルな試合は終わった。
翌日の新聞やメディアはこぞって美智子の醜態、ノックアウトシーンを載せ彼女を叩きまくる。
素人美少女ボクサー、レイプされっぱなし
顔のわりに毛が濃いショーレスラー
痛すぎる全裸土下座女、埼○市から苦情殺到、教育に良くない
だがヨーロッパではメリッサの会見にこう記載されている。
本当に強い大和撫子、それは馬渕美智子です、と・・・・